川代 綾

・入社年:2017年 新卒
・配属先:えべつ明友荘

入社のきっかけ

もともと障害者の入所施設に絞って就職先を探しておりました。資格取得のために高齢者介護施設での実習を経験したのですが、閉鎖された空間の中で利用者さんが「ここにいて良かった!」と思える瞬間はどんな時なのだろう?と考えるようになり、高齢者施設よりも長く入所が必要な障害者の入所施設で働くことに興味が湧きました。

現在の制度では、まずグループホームの利用や在宅での生活を支えるという流れがあるのですが、最終的には入所施設に行き着きます。ただ、入所施設は「暗い」「生活しにくい」といった後ろ向きなイメージがついてしまっていることも多いんです。そのイメージを少しでも変えることができたらという、漠然とした思いがありました。

そんな時、学内にえべつ幸誠会の求人票が掲示されていたんです。その後、施設の見学をさせて頂いたのですが、まず印象に残ったのが職員の皆さんが明るく、更に利用者様との距離が適度に保たれていたことです。

職員の皆さんの雰囲気は、もちろん利用者様にも伝わります。明るい雰囲気が伝われば、利用者様にも我々職員にも良い相乗効果が生まれる。これが、ここの魅力だと感じエントリーし採用して頂きました。

現在の仕事の内容について

直接的な支援としては、利用者様の入浴・食事・衣類の着脱等をおこなっております。それに加え、個別支援計画・買い物や外出の計画といった間接的な支援もおこなっております。

仕事をする上で気を付けていること

利用者様は、私より年齢が上の方々なので、まずは敬意を忘れないことです。ただ、敬意を示すだけでは伝わらない時もあるので、利用者様個々の距離感を意識しながら日々接しています。利用者様は友達やお客様といった立ち位置ではないですし、私は先生のような立場でもありません。遠くもなく、近くもないこの距離感を保ち、声をかけやすい存在になることを心掛けています。このことについてはマニュアルや研修がある訳ではありません。全ては自分の経験によって築かれることだと思っています。

入社当初は接し方やこの距離感に悩むことが多かったのですが、2年位経った時から何となくですが、「こういうことかな?」と分かってくるようになりました。でも日々勉強です(笑)

現在のやりがいやその先の目標(チャレンジしたいことも含む)

利用者様は決められた時間・規則の中で日々過ごしているので、皆さん色んな思いがあると思うんです。そんな中で私と一緒にいるときに笑顔でいてくれると、「今、楽しい時間を過ごしているんだな~」と思えてここで働いて良かったと思いますし、やりがいに感じます。

一方で、支援している中ではうまくいかないことも多く、利用者様同士の関係性が良くない時やケガをしてしまった時などは「もう少しこう接していれば」と思い、申し訳ない気持ちにもなります。

また、この先の目標としては、障害者の支援について「施設から地域へ」とより活動範囲が広がることに対して一歩を踏み出すきっかけづくりと選択肢を増やすお手伝いをしたいと思っています。

業務外の職員の交流について

ここの良さは役職者から一般職員まで、密に関わる機会が多いことです。その一例としては、アウトドアを趣味にしている職員からキャンプや登山のお誘いを頂いたり、以前はお酒の入った懇親会も開催して悩みを聞いてくれていました。想像していたよりも交流が多く、職場の仲間は同僚というよりも友人に近い存在でここの職員の皆さんとの出会いは私にとってとても大きなものですし、仕事にも大きなプラスになっています。

入社前まではアウトドアには憧れがありましたが、あまり経験をしたことがありませんでした。ただ、ここの職員の皆さんに誘われるようになり、私も一歩を踏み出せるようになり、そのおかげで大雪山や富良野岳にも登頂することができました。次の目標はキャンプで使う色々なものを集めて極めたいですね(笑)

あって良かったと思う社内制度(資格取得や諸条件)はありますか?

福祉の業界において休日はとても重要なものだと思うのですが、ここは有給休暇の消化率がとても高いんです。現場ではシフト勤務なので、有給休暇は取りにくい環境でもあるのですが、使いたい時期に使わせてくれる環境ですし、施設として休みが必要な場合は特別休暇としてカウントしてくれるので、個々の有給休暇は減りません。

また、産休育休についてももちろん取得できるので、女性にとっても安心して働きやすい環境だと思います。

休日について充実しているのは魅力ですし、とてもありがたいです。

えべつ幸誠会の特徴に対して一言!

「明るく、風通しの良い施設」です!

これからエントリーする方へのメッセージ

福祉施設はたくさんありますし、障害領域によって色々な選択肢があると思います。
ここで働いていたスタッフも新たなセカンドチャレンジを志すこともあるので、「ここで生涯働く」という重い覚悟を持たなくても
「入所施設はどんなところだろう?」「障害福祉を経験したい」などのきっかけとなる施設だと思うので、まずは見学に来てみてください。
一緒に楽しみましょう!